シェアリングエコノミーやマッチングサービスを始めたい人必見!プラットフォームビジネス向け決済サービス3選

前回の記事では、シェアリングエコノミーやフリマ、マッチングサービスなどのプラットフォームビジネスにおける、決済代行サービス選びの基準について説明しました。

この記事では、それらの基準を踏まえたおすすめの決済代行サービスを3つご紹介します。

おすすめ1. Stripe Connect

Stripe Connectについて

Stripe Connectは、米Stripe社が提供するプラットフォームやマーケットプレイス用の決済代行サービスです。

日本ではまだなじみの薄いStripeですが、amazon、Google、Uber、Salesforceなどの大企業からスタートアップまで数百万社に利用されている、世界でも最大級の決済インフラサービスです。

Stripe Connect

Connectアカウントで出品者を管理

Stripe Connectを使うと、プラットフォーム上の出品者毎に「Connectアカウント」が作成されます。売上は各出品者のConnectアカウントに紐付けられるため、Stripeの管理画面で「どのアカウントに売上がいくら計上されているか」をすぐに確認することができます。

3種類の運用タイプ

Stripe Connectには、「Standard」「Express」「Custom」という3つのタイプがあります。詳細は別の記事で解説しますが、ユーザーにStripeの利用を意識させないCustomタイプがおすすめです。

取引手数料を自動で徴収

Stripe Connectでは、決済時に「決済金額のXX%を運営者アカウントに計上し、残りを出品者のConnectアカウントに計上」することができます。

出品者への売上振込に対応

Connectアカウントには出品者の銀行口座を紐付けることができ、売上を振り込むことができます。振込方法は「一定期間ごとに残額をすべて振込」と「プラットフォームの運営者が指定したタイミングと金額を振込」のいずれかを指定できます。

本人確認にも対応

Stripe Connectでは、出品者の本人確認機能も提供します。免許証やパスポートなどの本人確認書類の写真と、書類に記載された住所や氏名を送信することにより、Stripe側で本人確認を実施してくれます。

手数料について

Stripe Connect(Customタイプ)の手数料には「決済手数料」「アカウント手数料」「送金手数料」「銀行振込手数料」の4種類があります。

  • 決済手数料 : 決済金額の3.6%(税込)
  • アカウント手数料 :
    当月内に売上を銀行口座に振り込んだ出品者の数 x 200円+消費税
  • 送金手数料 :
    当月内に出品者の銀行口座に振り込んだ金額の0.5%+消費税
  • 銀行振込手数料 : 振込1件毎に250円 + 消費税

Stripe Connectの各種手数料は少し分かりづらいので、別の記事で詳しく説明します。

おすすめ2. Omise Payment

Omise Paymentについて

Omise Paymentは日本、タイ、シンガポールで展開されている決済代行サービスです。日本では、Omise Japan株式会社がサービスを提供しています。

Omise Payment

出品者への売上振込に対応

Omise Paymentでは、複数の銀行口座を登録できます。出品者の銀行口座を登録することにより、各出品者の売上を銀行振込することができます。

振込は自動で行われませんので、出品者から振込依頼を受けたプラットフォーム事業者がAPIを利用してOmise Paymentに出金指示を行う必要があります。

取引手数料の徴収には非対応

Omiseでは複数の銀行口座が登録できますが、StripeのConnectアカウントのように出品者のサブアカウントが作成されることはありません。そのため、取引手数料を自動で徴収することはできません。プラットフォーム事業者のサービス上で、各出品者が引き出し可能な金額(売上 – 取引手数料)を管理する必要があります。

本人確認機能なし

Omise上に出品者のサブアカウントが作成されないため、各出品者の本人確認を行う機能もありません。プラットフォーム事業者のサービス上で本人確認手続きを行う必要があります。

手数料について

Omise Paymentの手数料には「決済手数料」と「銀行振込手数料」の2種類があります。

  • 決済手数料 : 決済金額の2.95~3.6%+消費税
    ※ mekumaでOmise Paymentを利用する場合には2.95~3.95% + 消費税
  • 銀行振込手数料 : 振込1件毎に260円(税込)

おすすめ3. Pay.jp Platform

Pay.jp Platformについて

Pay.jp は、ネットショップ作成サービス「BASE」を運営するBASE株式会社の100%子会社である「PAY株式会社」が運営する決済代行サービスです。

Pay.jp Platformはマーケットプレイスやプラットフォームに特化したサービスです。

Pay.jp Platform

Marketplace型とPayouts型の2種類

Pay.jp Platformには、Marketplace型とPayouts型の2種類が存在します。

  • Marketplace型 :
    出品者毎に各クレジットカードブランド(Visa、マスター、JCBなど)の審査があります。審査にはPay.jpが提供するURLに出品者がアクセスして情報を登録する必要があり、結果が判明するまでに2~15営業日ほど要します。そのため、ショッピングモールのようなBtoCビジネス向けのサービスになります。
  • Payouts型 :
    フリマのように個人間(CtoC)の取引を前提としており、出品者毎の審査はありません。シェアリングエコノミーや各種マッチングサービスを提供する場合には、Payouts型の利用が主になるかと思います。

テナントとして出品者を管理

Pay.jp Platformを使うと、プラットフォーム上の出品者を「テナント」として管理でできます。売上は各テナントに紐付けられるため、Pay.jp Platformの管理画面で「どのテナントに売上がいくら計上されているか」をすぐに確認することができます。

取引手数料を自動で徴収

Pay.jp Platformでは、決済時に「決済金額のXX%を運営者アカウントに計上し、残りをテナント(出品者)に計上」することができます。

出品者への売上振込に対応

各テナントには出品者の銀行口座を紐付けることができ、売上を振り込むことができます。振込は「締日に一定金額(最低1,000円、デフォルトは10,000円) を超過していた場合」に自動で実施されます。

手数料について

Pay.jp Platformの「決済手数料」と「銀行振込手数料」、「月額費用(プロプランのみ」の3種類があります。

  • 決済手数料 : 決済金額の2.59~3.6%(税込)
  • 銀行振込手数料 : 振込1件毎に250円(税込)
  • 月額費用(プロプランのみ): 月額10,000円(税込)

mekumaは「Stripe Connect」と「Omise Payment」に対応

シェアリングエコノミー&マッチング・エンジン「mekuma」では、「Stripe Connect」と「Omise Payment」に対応(デフォルトは「Stripe Connect」)しています。いずれかのサービスと契約することにより、すぐにクレジットカード決済を導入できます。

※ Pay.jp Platformについては、2020年後半に対応予定です。