シェアリングエコノミーやマッチングサービスにおける「仮売上の30日問題」

前回の記事では、「ユーザーが予約を行い、後日サービスやスペースを利用する」プラットフォームの課金タイミングは

  • 予約時 : 仮売上
  • 利用当日または利用終了時 : 実売上

が一般的であることを説明しました。この記事では、利用日の30日以上前に受け付けた予約で発生する仮売上の問題と、その対策について解説します。

仮売上とは

「仮売上」とは、クレジットカードの利用限度額から、商品代金分の与信枠を一定期間確保する処理を指します。「オーソリ」と呼ばれることもあります。

例えば、利用限度額が30万円のユーザーに対して5万円分の商品を仮売上した場合、ユーザーの利用限度額は25万円になります。ただし、実売上が行われるまでは、5万円がユーザーに請求されることはありません。

仮売上の30日問題

仮売上は通常30日以内(カードの種類によっては7日間以内)に実売上しないと、自動でキャンセルされます。

仮売上がキャンセルされると、確保していた与信枠が解放されます。その後、ユーザーが限度額ギリギリまでカードを利用してしまうと、与信枠不足で課金できなくなります。これが「仮売上の30日問題」です。

仮売上のロールオーバー

シェアリング&マッチングエンジン「mekuma」では、「仮売上のロールオーバー」という手法で「仮売上の30日問題」を回避しています。

具体的には、仮売上が自動キャンセルされる2日前に、

  • 既存の仮売上をキャンセル
  • 直後に同じ金額を仮売上

という処理を自動で行っています。

「ロールオーバー」とは「乗り換え」の意味です。期限が近くなった仮売上をキャンセルし、直後に新しい仮売上に乗り換える事により、利用当日に確実に課金できるようにしています。